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クラブ活動⑦
(四方山会:花笠踊り)

10月5日(水)にクラブ活動を行いました。今回は民族文化サークル四方山会の指導部長さんに来ていただいて教えていただきました。6月に教えていただいて以来なので、子どもたちも楽しみにしていました。
 はじめら、みんなの踊りを見ていただきました。指導部長さんは子どもたちの踊りの課題を素早く見抜かれ、基本動作を部分的に取り上げて指導してくださいました。

<上町流では>
・笠を刺しこむときは、片方の足のかかとの部分にもう片方の足を付けるようにし、腰を低くしてしっかり差し込む。
・雨が降って笠をかぶるときは素早く、雨が晴れて笠を取るときはゆっくりと。このとき、腰の向きを変えながら上下に移動する。
・“荷物を持ち上げる”ときは、後ろ側の手を伸ばして大きな動作で後方まで。このとき、しっかり腰を入れる。
・頭上で笠を回す場面に入るときは、腰、膝を笠で打ち、一連の動きをリズムよく。
・ヤッショウマカショの場面では、笠をしなやか仰ぐように上下させること、足を交差させて回ることの2つの動作を意識して踊る。

<トビナミ流では>
・跳ねる場面では、頭の上で笠の裏側を前に見せてから手首を返し、ビシッと肘に笠が あたるタイミングと合わせて跳ね、リズムよく動く。
・土をならす場面では腰を入れ、笠を水平にして低くならすように大きく動く。
・ヤッショマカショの場面は、笠を回す→膝を打つ→体の向きを変えて膝を打つ→笠を回す→膝を打つの一円の動作を素早く、リズムよく行う。

 的確なポイントを指示し、しなやかな動きの手本を直接見せていただきながら練習に取り組むことができたおかげで、子どもたちの踊りはみるみる上達していきました。
 続いて、新しく「カンアク流」の踊りを教えていただきました。これは比較的基本動作が簡単で覚えやすい踊りのようです。
 それぞれの踊りの練習が終わると、最後に、隊形に変化をつけた踊り方を教えていただきました。トビナミ流の踊りで次々と隊形を変え、下学年が踊るときは上学年がそれをほめ称える拍手を送ったり、その逆のパターンも取り入れたりと様々な変化を取り入れて踊る方法です。全体の動きがダイナミックになり、子どもたちも生き生きと踊っている様子でした。
 以上、踊りのポイントと新たな流派の踊り、隊形の変え方など沢山のことを教えていただきました。最後に指導部長さんから踊るときの心構えを教えていただきました。「踊るときは動作を大きくして表現すること」、そして何よりも「楽しみながら踊ること」の2点です。10月22日(土)の発表に向けて大きな弾みをつけていただきました。